笠ヶ岳登山の第3話
第1話 * 夏山 合宿 2015 *
第2話 *笠新道からの笠ヶ岳登山・・前日はわさび平小屋テント泊でまったり *
もどうぞ!(^^)!
AM3:30 わさび平小屋テント場
奇跡の目覚め♪
昨日は疲れもなく早めに寝たので、我が家的には過去最速時間の起床かも?
目覚めのいい次女は
「起きや」と一言言えば、パッと目が覚ますので楽です。
今日は居ない長女は朝が苦手で・・たぶんこの時間だと動き出せなかったかも(笑)
AM4:25 わさび平小屋
昨日の受付時に注文していたお弁当を。。
カウンター前に、並べられたものを各自持っていくようになってます。
山小屋のお弁当の受け渡しは大抵こんな感じですが、
これで無くなったりしないんだー。。と 感心します^^
お山の包み紙に包装されたお弁当は600円也
小屋では朝ごはんの支度が整っております・・小屋の朝は早いです。
パパがテントの撤収中に次女とママは小屋前でパンの朝ごはん。
調理しないで食べられるパンは、早朝発の登山では便利で重宝します。
テントの撤収を終え、小屋前で軽く準備体操
AM4:32 わさび平小屋を出発
笠新道登山口へは新穂高温泉方面に戻ります。
10分ほどで登山口に到着・・
ここでザックを下して水場で顔を洗って・・しっかり準備運動
さあ~いきましょうか~とザックを担ごうとした瞬間
ピキッ
腰に激痛が・・・・・・
ザックを担ぐときは、いつも気を付けているのですが、今回荷物を軽量化したのに油断して
持ち上げる時に勢いをつけて、担ごうとしたので腰に負荷がかかってしまったようです・・
イタタ。。。。(*_*)
しかしここでリタイア・・するわけにはいかないので、、痛みをこらえながら
AM4:52 笠新道登山口を出発
登山口の標高は1378M
笠ヶ岳山頂は2898M ですので単純に標高差は約1500M
累積で約1700mの登りとなります。
噂通りの急登からのスタート。
焦らずいつもよりかなりゆっくりと歩きだします
樹林帯の中を進みます
時折隙間から穂高の山々が顔を出してくれます
槍ヶ岳
北穂高岳ドーム・ジャンダルム・西穂高岳
この景色がテンションを維持してくれます。
特に槍が見えるとどうしてこんなにテンションあがるのかな~(笑)
今日は長丁場。 いつもより行動食は多めに、マメに取るように心がけました。
時折、現れるアングル製の梯子・・・・登りはいいですが・・下りの時は泣きそうに下りにくい(^_^.)
原生林の森
こちらは鉄板橋・・・めっちゃくちゃグラついて安定悪いので要注意!傾いてるので気が付くと思いますが(笑)
AM6:06 登山道に日差しが差し込んできました
ごつごつ歩き難い足場・・・・。
焼岳が見えました。 少し霞んでいますが美しい~
「西穂高の独標はこのあたりかな??」
振り向いて景色を見てはそんな会話をしながら
標高の標識が不定期にありますが、標高が低めに表記されています。(20mほど実際は高いです)
予報通り、良い感じに晴れてきました!(^^)! 久々の青空
標高1880M付近のお花畑
今回、花の名前は次女が夏休みの宿題の題材にしていたので、宿題が返却されてから追記してもらう予定です!(^^)!
雲がいい感じ♪
ちょっと休憩~
久々登場のナルゲンナッツ・・・行動食とおつまみ両方に活躍です♪
AM7:06 杓子平までの中間地点の看板通過
残り半分!みたいな気になりますが、山頂ではなく、杓子平までの中間地点です(笑)
この時間帯の空が一番青く美しかったです。
大きく 槍~♪
焼岳と乗鞍岳
標高が上がって視界も開けお山もはっきり見えるように♪
標高2100M付近のお花
AM8:05
お腹が空いてきたので、標高2140M付近でお弁当タイム
ここまでの登山道中は、意外とゆっくり休むところは少ないです。
わさび平小屋で注文したお弁当♪
包み紙には鏡平からの展望が。 とても可愛いので綺麗に畳んで持って帰りました。
中身は、おにぎり2つとから揚げ&たくあん
おにぎりには大きく酸っぱい梅干しと昆布が入っております♪ お米も柔らかく炊けていてうまし♪
包み紙と目の前の山を見くらべながらの・・・
ランチタイム!(^^)!
丁度外付けボトルの水が無くなりかけていたので、ザックに居れていた水をボトルに補給して出発
水は、登山口の水場で各自900ミリのボトルを1本づつ。
予備補給用にプラティパス2Lを2本
合計で5.8リットル・・一人当たり約2リットルを担ぎました。ちょうどいい感じでした。
標高2400M付近のお花畑
このお花畑を過ぎると、杓子平はもうすぐそこです♪
天気予報通り・・・
槍ヶ岳方面に徐々にガスが出てきました・・・もう少し待って~と祈る気持ちで先を急ぎます
AM10:08
杓子平 標高2453 に到着
コースタイム、4時間20分のところ、5時間15分 1時間余分にかかってました(^_^.)
ここまで、思ったより道幅がせまく、岩がごつごつで、フラットな地面を歩くことが殆どなく
標高差以上に足に負担のかかる登山道だと思いました。
登山口から約1100Mほど登った地点にある杓子平・・・ゴールまではまだまだなのですが、
ここまでくると、一段落。。。
まだ中間地点なのに、ゴールしたかのような気持ちになっていました。
目標地点が笠ヶ岳山頂ではなく、杓子平に変わってしまってたんですね~(^_^.)
ここで達成感を感じてしまうと、残りの道がしんどくなるパターンがよくあるらしいです・・(←我が家の場合(笑))
ご注意くださいませ♪
顔にまとわりつく虫が多く、ネットを被って休憩となりました。
虫よけ対策は必須・・・
虫多めです。
ガイドブックには絶好の休憩ポイントとありますが、以外と狭くて、
タイミングが悪いとお弁当を広げるのには少し窮屈に感じるかもしれません。
3分ほど先に、腰かけるのに丁度良い岩があるもっと広い場所があるので、お弁当、大休憩はそちらが良いと思います。
笠ヶ岳がどー~んと望めるはずですが、
残念ながら雲の中・・・
でもガスのお陰で暑さはだいぶマシになりました。
杓子平までは、標高2000Mを越えても日差しが強く、暑い暑い・・・・アルプスの夏山ってこんなに暑かった???と思う程。
・・・・日焼け対策・・熱中症対策・・万全に・・(^_^.)
ここから山頂までは標高差450Mほどの登りですが・・・・
ここからも辛い辛い・・・・・・
杓子平からは笠ヶ岳とは違う方向へ向かって歩き出します・・・・
え~~こっち向きに歩くの??ってショックを受けること必至(笑)
杓子平・・名前に偽りあり・・・・!?
登山道は緩やかな登り。。。やがて急な登りになって平な登山道はほとんどないです((笑)
杓子平のお花。コバイケイソウと、チングルマが花盛り
歩いて来た道を振り返ると、けっこう登ってきたな~と達成感を味わえます^^
このあたりからpapaは、腰の痛みからか?写真を撮っているのか?
立ち止まる回数と時間が増えてきました。
mamaと次女はpapaの姿が見えなくならない程度に先行。
途中に雪渓があり、その下が水場になっていました。
持参した水には余裕があったので少しだけ補給。 顔も洗ってすっきり♪
冷たい雪解け水。夏場限定の貴重な水場です。
先の稜線を歩く登山者の姿が蟻の行進のように見えます
PM12:42 ようやく抜戸岳との分岐の稜線に上がってきました^^v
途中休憩がすごく多かったので、コースタイムを大幅にオーバーしてそうでしたが、
不思議とここはコースタイム通り2時間程度で登ってきました。
抜戸岳には、今日登っておく予定でしたが・・天気も良くないし・・ペースも上がらず、疲れてるので下山時に寄ることにしました。
パンでチャージして、再出発。
少し下って
PM12:52 双六岳方面との分岐の看板
看板には杓子平まで40分と書いてありますが・・・・そんな時間でいけるのかな?
この時間記載は結構厳しめな印象です・・
ここからはハイマツの気持ちいい稜線歩き・・・・のはずですが
身体の疲れもあって・・・気持ちいい・・より・・テント場はまだか? テント場はまだか?
という気持ちが先に立ちます・・・・
笠ヶ岳・・なかなか姿を見せてくれません・・
PM13:45 抜戸岩 通過 しんどくて近くで写真はありません・・
何度かアップダウンを繰り返し・・・・
ようやく小屋とテント場が見えてきました・・
PM14:24 笠ヶ岳 テント場に到着。標高は2753M
コースタイム1時間のところ、1時間40分もかかってしまいました(^_^.)
我が家の場合、コースタイム6時間を超えると その後のペースがガクンと落ちる感じがします。
受付の小屋まではあと10分ほどの登り・・ですので、先にテントを張らせて頂きました。
テントスペースには、風よけの石壁がある場所が積んであります。
テント場は見事に整地された完全フラット♪ 手ごろな石が沢山あり設営は楽々でした。
石壁があるってことは風の強いテント場なのかもしれません。(この日は穏やかでした)
ママと次女の協力でテント設営
PM14:39 設営完了
チョイと座ってブレイク・・・テントに荷物を掘りこんで
PM15:00
笠ヶ岳山荘で受付 & 山頂アタックに
笠ヶ岳山頂2898mまでは、残り140Mほどなんですが
正直、これ以上登るのは辛くて、明日にしようか??・・と・・・
くじけそうな気持を立ち直らせてくれたのは
ビール買わなきゃ・・というただその気持ちだけ((笑)
山荘までは岩がごろごろの道を行きます
「スグソコ」って、
南岳新道の時にもあったなぁ~・・・
応援ペイントが心に染みる~
早くおいでよ~♪ papaのバテぶりと大違い。次女はまだまだ元気です
小さな雪渓を渡って
PM15:14 笠ヶ岳山荘
テント場から山荘間は思ったよりも遠い印象・・ ゴロゴロ岩が歩きにくいです。
山荘前に設置されている望遠鏡は無料。
覗いてみると、槍ヶ岳山頂に立つ人数が数えられそうなくらいよく見えます!
テントの受付をしようと山荘に入りましたが、ちょうど小屋泊で到着した方の受付と重なって
列が込み合ってなかなか進まない・・ので先に山頂アタックすることにしました。
PM15:25 笠ヶ岳山荘出発
山頂までは、岩がゴロゴロ積み重なった登山道。
常念岳を思い出す感じかな?
でも、常念小屋~常念岳よりも距離はずいぶん短いです。
山頂へ向かう登山道から見た 笠が岳山荘 後ろの盛り上がりは小笠
笠が岳山荘テント場
PM15:53 コースタイムよりかなり時間をかけて
笠ヶ岳山頂 標高2898M 登頂~
真っ白だけど笑顔~
山名の看板は、風で飛ばないように 岩の間に挟んで~
一瞬青空も見えましたが、すぐにまたガスの中。。。。
次回、家族みんま揃ったときには360度の大展望を期待しています・・よろしく!(^^)!
≪2日目行程≫
4:32わさび平 → 4:52 笠新道登山口 → 10:08~10:28 杓子平 → 12:35~12:48抜戸岳分岐 →
13:45抜戸岩 → 14:24テント場(設営) → 15:14笠ヶ岳山荘 →15:53 笠ヶ岳山頂
行動時間:約12時間(テント設営受付等含む) 歩行距離:11.4キロ 累積標高差:登り1698M 下り349M
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