AM3:17 雨の音で目がさめました・・・・・
昨日からの雨の予報が1日ずれてやってきました
テント内20度・・テント前室で13度・・暖かい朝
ここで事件発生
テント前室の
靴の上に置きっぱなしのカメラ発見・・・・・
風で幕から落ちた
結露でびしょ濡れに・・・
昨日、テント内に持ち込むのを忘れてしまった・・・・・(わざとじゃないです(笑)
恐る恐る電源を入れてみると・・普通に使えました・・
良かった~・・・・
(こういった時は完全に乾くまで電源を入れないのがセオリーだそうです)
外はトイレの方向も分からないほど ・・・・・
ヘッドライトをつけて子供達と三人、テンバ内遭難にならないように連なってトイレへ(^_^.)
昨日の
夕方の青空からは想像できないほどのひどいガスでした・・・
「ここで停滞か・・・」
と嫌なパターンも想定されましたが
雲ノ平で停滞してしまいますと、明日以降の行動の制約がさらに増すのも怖かったので
朝食を済ませ、とりあえず出発することにしました。
登る予定にしていた水晶岳へは、「天候が回復がすれば登ろう…」
いうことで・・・水晶岳への分岐まで行った時点で、登るか登らないかの判断をする事に 。
「カメラは濡れたらまた壊れるから袋にいれてね」
と昨日前室に置き去りにされている事を知らないママに言われたので、
「もうびしょ濡れだから大丈夫・・」とも言えず・・取りあえず防水の袋にIN・・・・・
カメラ専用のケースはないのでこういったもので代用・・
雨が止んだら出す魂胆なのでザックには入れません・・・・・(笑)
というのも、我が家の今のカメラ事情なんですが・・
雨用に使っていた防水カメラが家庭内遭難中でデジイチがないと携帯のカメラしかなく・・
非常に不便な状況なのでございます・・・
只今山用のコンデジを探しております
AM6:15 雲ノ平テント場を出発
朝起きた時よりは、ガスはマシになっておりました。
テント場の脇を通って分岐
雨も小止みになったので・・・ママに見つからないようにカメラを出しました
景色ないので花を撮りましょう
登山道の両脇には必ずお話畑がありますので、ガスの日はお花を愛でながら歩けます
晴れてたら良い景色なんだろうな~と風景を想像をしながらの歩き
小さな雪渓を横切り場所もありました・・雨で雪が緩んでいるので要注意
ぐるりと雲ノ平テント場を回り込むような形であるくといったイメージでテント場を見下ろせる場所にでました。
ここを通行できればかなり時間が短縮できそうですが、今は自然保護の為、通行禁止の立札がありました。
はい松を抜け、
AM7:24 祖父岳分岐
そういえばここまで3日間・・・ピークを踏んでないね・・・・この天候ではこのまま1度もピークを踏めない可能性もあるから
「登っておく?」とうことで祖父岳経由となりました(笑)
出だしの小さな雪田を通って
AM7:55 祖父岳(じいだけ) 2825M 山頂
祖父岳(じいだけ)
溶岩台地である雲ノ平のピークで、安山岩とデイサイトから成り立っている。山頂部はなだらかで、悪天候時には道に迷いやすい。Wikipediaより
何もみえませんが、とりあえず今回最初のピークが踏めて一安心・・・・
このまま終わればブログ記事のタイトルは「雲ノ平へ・・・祖父岳登山」 となるのか・・・
とちょっと変な心配をしたりして・・(笑)
祖父岳山頂からの下り口はガスで迷いそうでした
念のため地図で方向を再確認して出発
短いロープのある急降下を下りる以外は、あとは通常のアップダウンを繰り返します
そして祖父岳から下山した標識の前で撮影しようと電源を入れると・・・・
カメラ 反応なし・・・
先ほどまで使えていたカメラでしたが・・ここで風雨の影響か・・
使用不可・・・
「あ~・・・今日はいいけど明日以降晴れたらどうしよう・・・」と変な方向に心配事が~(笑)
とうことでこの日以降・・カメラは復活することなく、画像はパパの
携帯のカメラが頼りとなったのであります(笑)
写真のPCへの転送がかなり大変でただでさえ遅いレポ進行が更に・・・
これが冒頭の諸事情でございます・・(^_^.)
悪天候のカメラの取扱いにはご注意を~
雨用の防水カメラも検討中~
それにしても・・・
ガスガスガス
今日はぬけそうにないかな~・・・
AM8:48 岩苔乗越に到着
ガスまみれになりながら、水晶岳へ行くか行かないかの岩苔乗越の分岐でございます・・
ザックをハイ松の下にデポして登ってる方々もいらっしゃるようでしたが、
雲ノ平へはこれからも何度も来そうなので、
水晶岳は晴れの機会にとっておきましょう♪
と今回は見送る事にしました。
我が家のコースタイム的にここで無理をして水晶岳に登ると、今日の宿泊の地、黒部五郎小屋テント場に到着することが危うくなる可能性があったのも見送る理由となりました・・・・
ここから沢に沿って下ります
沢を渡る場所が何回かありました
幸い今回は増水もなく難なく渡る事ができましたが 大雨の後などには要注意ポイントになりそうでした
AM9:53 黒部川水源地標
にじんで字が見えない~(笑)
AM10:36 三俣山荘のテント場
今日の中間ポイント 三俣山荘のテント場が見えた時には安堵感が漂いました・・・
ハイ松の間を5分ほどで、三俣山荘に到着♪
一昨年の時と景色はかなり違います・・・・
やっぱり山は晴れがいい~
小屋前の販売品・・水が使えるのも有難いです♪
水晶小屋は、布団1枚2人
以上か~
三俣山荘の名物の展望食堂
こうやって見ますと今はやっぱり
ドラマ・・・
サマーレスキューを思い出してしまいますね(笑)
階段を登って~ 展望食堂にIN♪
入り口は雨に濡れたレインウェアと手袋でいっぱい
とりあえず暖かい小屋に入ってホッと一息
まずはちょっとしんどい歩きでしたのでご褒美のケーキセットを注文♪
この笑顔(笑)
気持ちをリセットしてくれる小屋って有難い♪感謝
チーズケーキ・・・半分凍っていてアイスケーキみたいで美味しかった~
コーヒー紅茶セットで1000円也♪
次女は一丁前に紅茶を注文
飲めるかいな?(笑)
紅茶はポットで三杯分くらいあるのでお得だったかも!(^^)!
長女はケーキだけじゃ足らない~とうどんを追加発注
900円也~
「先にうどん頼んだら良かったのに~」
といいましたが・・・・その後直ぐケーキセットは品切れとなったので早く注文しておいて良かった~(^_^.)
その後、どんどんメニューの看板が外されていました・・・・食事の場合は早めの利用がいいかも♪
おいしそうにうどんを食べる姿に刺激をうけた小食の次女も
「私も食べたい~」とカレー追加
大きなお肉がゴロゴロ入った本格的なカレー1000円也~
どうせ半分も食べないだろうと鷹をくくっていた親は残るのを楽しみにまちましたが・・・
次女が1人で完食してしまいました。 辛さも頃合いで美味かったようです。
ちょうど食事をしている時間帯が一番天候が悪くなったようでは時折建物がゆれる程風が吹いていました・・・
周りでは「ここで泊まることにしようか~」と相談する声があちこちから聞こえきます
う~ん…
「この状態なら三俣山荘のテント場に泊まるほうが良いかもしれんね」…
と我が家にも
迷いが出てきました
とりあえず山荘に行って天気予報の確認して判断することに・・
山荘内は凄いパワーのストーブがありポカポカ~濡れた身体も温まって回復できました
小屋っやっぱ有り難い・・・感謝感謝♪
お腹もいっぱい♪身体もポカポカ♪
これなら大丈夫だろう
気力と体力が溢れてきましたので出発する事にしました
残りはコースタイムで約2時間10分
PM12:18
たっぷり休憩を済ませ、黒部吾郎小屋のテント場に向けて出発
再び三俣山荘のテント場の前を通り過ぎます
風で飛ばされそうになっているテントがありました・・
中の荷物でなんとか持ちこたえてる状態・・テントを離れる時は注意しなければ・・と・・
黒部吾郎小屋へは平坦なルートがありますが、地図の迷いマークがこの天候では気になりましたので
三俣蓮華岳の山頂経由のルートを選びました!(^^)!
PM13:08 三俣蓮華岳への分岐
短い距離登って
PM13:32 三俣蓮華岳山頂 標高2841M
もちろん何も見えませんが、山頂に立つとなんだか嬉しくなります・・
今日2つ目のピークが踏めました♪
山頂の標識を頼りに黒部五郎方面へ♪
景色が見えないのでこのあたりからは
看板を撮るのがメイン作業に(笑)
↑元々看板好きですけど(笑)
これでもか~というくらい看板はあるので迷いは無いかと思います♪
子供達も三俣山荘の展望食堂で完全復活しているので元気いっぱい♪
稜線にでると穂高岳方面から冷たい風が強く吹いておりました
幸い風裏側の歩きがメインで助かりましたが、この時期でも稜線歩きには暖かい衣類が必要・・
要所要所には立札があり、黒部五郎小屋へと導いてくれます♪
小屋が近くなると三度くらい同じ看板が出てきます・・・
にじんで見にくいですが・・・
「周り道と直登コース」
我が家は一つ目は周り道コースをとりましたが、2つ目以降は直線コースにしました
多分直線コースのほうがお得な感じがしました!(^^)!
ボイラーの音が聞こえきだし・・・いよいよ小屋までもう少し~
霧の中に突然現るといった感じでございました♪
PM15:16 黒部五郎小屋に到着
休憩を含め雲の平のテント場を出発して丁度9時間程度の歩きでございました。
おつかれさん!(^^)!
黒部吾郎小屋中へ・・・
中はとても明るくアットホームな雰囲気でよい空気が漂っておりました♪
テントの受付を済ませて、ここで食事ができるか確認
「食事はですね・・・え~っとちょっと待ってくださいよ~」
と作れるかどうか厨房まで聞きに行ってくれました
「状況次第ですが今なら大丈夫ですよ~」
テントを設営している間に出来なくなると辛いので、先にママと子どもたちの分を注文することにして・・
パパは雨の中を1人でテントを設営
子どもたちとママは小屋でぬくぬく 小屋飯を食べてる間に
自己犠牲の精神やな~
パパってえらいな~と一人で自分自信を励ましながら設営 しました(笑)
設営完了写真は無し(笑)
雨なのであえてまっ平な場所ではなく、すこしこんもりと盛り上がりのある傾斜した場所を選んで設営しました!(^^)!
テントの設営を終え、小屋に戻ると
空っぽ~(笑)
ラーメンと親子丼を食べたようです♪
パパの注文はこのメニュー~
見逃すはずがありません~♪
「生ビール一杯ください」
「おーうれし♪ 今日最初の生ビールの注文ですありがとうございます」
と小屋のご主人♪
雨なので今日は生ビールの売れ行きが悪かったようです ^_^;
乾杯~
ずっしりジョッキで♪
胃に染みる~
そして親子丼も追加注文
グリコ風でしたが生姜つきボリュームもありおいしかったです~
17時まで小屋の玄関先でまったりさせて頂ました♪冷えた身体もストーブで回復♪
小屋って有難い♪ 感謝感謝感謝♪
食事を終え、缶ビールを買いこみ(500mmは無くて350ミリのみ600円)
テント場にはトイレはないので済ませます
シンプルですがこちらも掃除が行き届いた綺麗なトイレでございました。 手も洗えます♪
雲の平はトイレはどの小屋テンバも水準は高いかとおもいます ♪
紙はお忘れなく !(^^)!
テンバまではあるいて二分くらいです ♪
雨でなければ小屋とテンバの移動もそれほど苦にはならない距離でしょうか!(^^)!
食事が終わってるので後は何もする事はありません・・・・
テントの中で残りのおつまみをじゃんけん勝負で奪いあうゲームで盛り上がったのち就寝
雨はかなりつよくなり風も強まり
一度だけ雷もなりました
明日はどうなるんだろう~・・・・・・・
<3日目の行程>
AM6:15 雲ノ平テント場発 - AM7:24 祖父岳分岐 - AM7:55 祖父岳(じいだけ)山頂
AM8:48 岩苔乗越 - AM9:53 黒部川水源地標 - AM10:40-PM12:18 三俣山荘で大休憩
PM13:08 三俣蓮華岳分岐 - PM13:32 三俣蓮華岳山頂 - PM15:16 黒部五郎小屋着
合計時間9時間1分(休憩含む) 歩行距離約10キロ
出発前には雨対策で、防水処理は靴、レインウエアと処置をしました。
結構いい感じで雨を弾いてくれてましたが、後半は今回も結構濡れてしまいました・・
自宅に帰って秋の山行に向け早速これらを追加で調達・・・
メンテは大切♪